給水管の寿命は約25年とされています

給水管の赤錆・赤水は、配管更新だけが解決策ではありません。 建物の日常を維持しながら対策できる方法があります。

給水管メーカーのいう寿命は約25年とされており、国交省のガイドラインでも「築30年くらいまでには何らかの対策を考える時期」とされています。

そして、築30年以上の建物には鉄管が使われています。

見えているサイン

水の鉄臭さ、黄色っぽい水、赤水は、いずれも配管内部で発生した赤錆の粉が水に混ざっているサインです。

黄色っぽい水も、赤の前の別の水ではなく、赤錆の粉が薄く混ざっているため、薄い黄色っぽく見えているだけです。

赤水は赤錆の粉が多く混ざった水です。

赤錆の様子

漏水の多くは継手で起きています

漏水の多くはエルボの継手で起きます。

継手の写真

しかし、ここが一番の難点です。

継手は配管全体に数多く存在しており、どこが次に漏水するのか、どこの継手が劣化しているのかを特定することができません。

特定できればそこだけ直せばよいと考えられますが、現実にはそれが難しいため、全とっかえの更新工事が主流になっています。

給水管の世代と赤錆リスク

世代管種整理
第1世代(〜1976年)亜鉛メッキ鋼管(GP管)日本の建物給水管の主流として使用。塩素投入量の増加により、赤水・腐食が多発。最もリスクが高いのはエルボ(曲がり)などのねじ込み継手だが、直管部のつなぎ目も腐食リスクがある。
第2世代(1970年代後半〜1995年)硬質塩化ビニルライニング鋼管(VLGP)鋼管の内面に硬質塩ビをライニングした耐食管材。1970年代後半にはビル給水管の主流に。赤錆劣化による水漏れの殆どは、ねじ切りされたエルボなど金属継手部。直管内部は塩ビで保護されているため比較的安定。
第3世代(1996年〜)高性能ポリエチレン管(PE管)PE100(高性能ポリエチレン)が1990年代に登場し、1995年の阪神淡路大震災でガス管として被害が少なかったことから注目。建物給水への本格普及は、2003年宮城県北部地震・2004年中越地震で「被害ゼロ」が実証された後に加速。1996年以降に導入は始まったが、自治体ごとに認可基準が異なり、全国的普及には10年近く要した(2000年代後半〜2010年代初頭に普及が進む)。2011年の東日本大震災での耐震性評価により、強度への不安が解消され、普及が急速に進んだ。ただし、継手には金属部材が使われるため、完全に金属レスではない。

給水管の第1世代と第2世代は鉄管が使用されています。


対処する相手である赤錆を理解できれば、何をすべきかの判断材料の1つになります。


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