赤錆は、鉄が酸化して元に戻ろうとする現象です。
この仕組みを理解すると、対策のとり方も変わってきます。
赤錆は、鉄が水に含まれる酸素と接することで、元の酸化物質に戻ろうとする自然現象です。
自然界に鉄はなく、酸化物質Fe2O3の鉄鉱石として安定して存在していたものに、コークスと石灰石を混ぜて還元し、鉄を製造しています。
そのため鉄が水に含まれている酸素と接触すると、鉄は元の酸化物質に戻ろうとします。赤錆は鉄鉱石の主成分と同じFe2O3です。

鉄を酸化させないためには、
「鉄と水との接点を絶つこと」
これが、赤錆劣化の進行を止める重要なポイントです。
自然界には2種類の錆があります
自然界には2種類の錆が存在しています。
赤錆と黒錆です。
赤錆は軽石のようにもろくスカスカなため、水は赤錆を抜けて鉄の地肌との接触が続くため、水の含有酸素との酸化によって腐食は進行します。
一方、黒錆は構造が緻密で水も通さず体積も赤錆の約1/10、鉄に匹敵する強度があり、鉄のように磁石に付く磁性を帯びる砂鉄です。
弥生時代から伝承され「日本刀」の材料として使われる「玉鋼」(たまはがね)の主原料は砂鉄と木炭で、「たたら製鉄」法によって生産されています。
「鉄と水との接点を絶ち、酸化させない」
これが、現状からの赤錆劣化対策で最重要なポイントです。
