サラックスFK2と次亜塩素酸水について
最近、各自治体などで除菌効果があるとして配布されている「次亜塩素酸水」ですが、
そもそも「次亜塩素酸水」とは何でしょうか?
そして、同じように除菌効果のある「サラックスFK2」との違いは何でしょうか?
まず、「次亜塩素酸水」とは?
これは殺菌料の一種であり、塩酸又は食塩水を電解することにより得られる次亜塩素酸を主成分とする水溶液です。
※厚生労働省HPより
名称が似たものとして次亜塩素酸ナトリウムというものがありますが、
こちらはいわゆるキッチンハイターなどの塩素系漂白剤やカビキラーに使われているもので「次亜塩素酸水」とは異なります。
「次亜塩素酸水」の使い方について自治体から貰ったチラシによりますと、
(除菌前に)汚れや油分を除去してから手指に馴染ませるように刷り込む。
あるいは(除菌前に)汚れや油分を除去してから布やキッチンペーパーで拭く。
と記載されています。
キッチンソープなどの洗剤で汚れを除去するのであれば、その洗剤を落とすための水拭きやススギが必要ですね。
一方、「サラックスFK2」ですが、
水にカリウムイオンが溶け込んでいるpH値の高い(pH13.27)超アルカリ電解水です。
除菌効果という点では「次亜塩素酸水」と同じですが、
そもそも強力な油やタンパク質の汚れを分解して除去し、
同時に除菌にもなるエコ洗剤ですので、油汚れなどを前もって除去しておく必要はありません。
普通に掃除をしながら、
油脂とタンパク質で構成されている雑菌やウィルス(コロナを含む)を分解除去できてしまうのです。
なお、家庭で使われる「次亜塩素酸水」は、pH値が中性に近い微酸性次亜塩素酸水です。
「次亜塩素酸水」は金属製の保存容器を避けるよう注釈があり、
「サラックスFK2」はアルミ製やガラス製の保存容器を避けるよう注釈があります。
この保存容器の素材については、どちらもプラスチック製が良いでしょうね。
特徴を、分かりやすく簡単な表にしてみました。
サラックスFK2 | 次亜塩素酸水 | |
---|---|---|
除菌 | 〇 | 〇 |
油脂分解 | 〇 | × |
臭い | 無し | やや有り |
まとめますと、除菌だけなら「次亜塩素酸水」だけでも十分だと言えるでしょう。
「サラックスFK2」は、たった一度の拭き掃除が除菌にもなるので、
作業の時短になって断然お得ではないでしょうか?
もちろん一般の薬品洗剤と違い、安全性も高いので、近くに食べ物や食器があっても気にせず、赤ちゃんやペットにも安心。
それでいて原液は苛性ソーダ並みの洗浄力。
用途に合わせ、原液~5倍に薄めて使う業務用なので、広範囲に、お得に、お使い戴けます。
油脂汚れと除菌の両方に対応しなければならない飲食店には、特に、お勧めです!
2020/5/30追記
経済産業省より「次亜塩素酸水」の空間噴霧が新型コロナウイルスへの有効性は確認されていないとアナウンスがありました。
詳しくは下記をご覧ください。
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